旬の花ごよみ 菖蒲


五月といえば、いわずとしれた
端午の節句


このころには
菖蒲が見頃


端午の節句の日に、ショウブ(菖蒲)の根や葉を入れて沸かす
菖蒲湯に入られる方もいらっしゃるでしょう。


古くから伝わるこういった習わしを
これからも続けていきたいものです。










旬の花ごよみ さくら


春は弥生
今も昔も、春といえば、さくら


日本の象徴のようなきらびやかな花です。


新しい、そして自分よりも大きく
みえるランドセルを背負い
桜の下を通うぴかぴかの一年生


そんな光景にも
ぴったりくる桜


今年も万朶の桜


目に焼けつけます






旬の花ごよみ 沈丁花


先日、親類の家に行き
車からでたとたん、どこからか
良い香り


沈丁花の花が
満開でした。




この花の歴史はとても古く
室町時代には栽培されていたようです。


桜と並び、
いにしへからの日本の春の花
なのですねー




旬の花ごよみ 蝋梅


寒空の中
一際目立つこの色と香り


花やつぼみからは蝋梅油(ろうばいゆ)を
抽出して、薬として使用するらしい。


庭に置いた水鉢が氷りつく
寒い朝にも
この透き通ったように見える
美しい黄色い花を見ると
ほっとします。




旬の花ごよみ 


馥郁と香る
梅の花


当地近くの熱海は昔から温泉で有名だが
日本一の早咲きでしられる
梅園も有名。


沢山の種類の色とりどりの梅を満喫できる


清楚で可憐な梅の花
今年も愛でたいものである




旬の花ごよみ ポインセチア


12月といえば、やはりクリスマス
その花といえば、これでしょう。


ポインセチア


別名、クリスマスフラワーともいわれ、
原産国のメキシコでは「ノーチェブエナ(聖夜)」と呼ばれています。
花言葉:「私の心は燃えている」燃えるような赤色は、熱烈な愛情表現とされています。


キリストの流した血の色、情熱を表わす「赤」と、
永遠の命を象徴する「緑」を持つクリスマスの花




旬の花ごよみ 山茶花


さざんか、さざんか さいたみち
たきびだ たきびだ
おちばたき


あたろうか あたろうよ
しもやけ おててが もうかゆい


童謡たき火の二番の歌詞でも
お馴染みの花です


ふわっと咲く見事な山茶花は
寒くなってくる今頃から
さきだします。


冷えた体も一瞬ほっと
させてくれる、温かで優しい姿ですね。




旬の花ごよみ 


私の住む町の市民公園では
この季節になると、様々な色、種類の菊を使った
菊人形展なるものが開催される。


子供の頃、両親に連れられ良くいったものだ。


公園の北側にある展示館で開催された
時代劇にでもでてきそうな顔をした
マネキンに、菊をびっしりと貼り付け、着物に仕立ててある。


薄暗い中でのそれは、子供心に怖く
あまり楽しいものではなかった。


この季節になるとその怖い顔と
菊の香りを思いだすのだ。




旬の花ごよみ 彼岸花


子供の頃一人の帰り道、夏が終わり淋しくなった
小川の土手に艶やかに咲いていた景色を時折夢に見る。


それ程あの赤い花は強烈な印象だった。
母から毒があるから触ってはダメだと言い聞かされていたからかと
思い込んでいたが、地獄花、狐花などと呼ばれている
ところを見ると誰しもあの燃えているかのような姿を
美しいというより怪しく恐ろしく感じるのだろう。


花なのに嫌われて可哀そうと子供心に思ったものだ。


韓国では葉と花が同時に開かないことから
相思花と呼ばれるらしい。


きっと想いの強さと怪しさは紙一重なのだろう。




旬の花ごよみ 向日葵


リスの大好物のシマシマ模様の平たい種を蒔くとあっと言う間に
芽が出てぐんぐんと背をのばし見上げる程に大きくなってしまう。
そのうち、頑丈な丸い蕾が黄色くなり、ある朝ぱあっと花を咲かせる。


その名の通りお日様を追いかけて、
日の光を避ける人間とは反対に貪欲にそれを取り込む。


力強く開いていた花弁がある日突然
くたっとなって夏は終わりですよといわんばかりに枯れ始める。


その大きな種の塊から一粒一粒取り出して、
また来年―-とドロップの空き缶にしまう時、
少し切なくなったのを覚えている。




旬の花ごよみ 朝顔


子供の頃、なぜか幼稚園でも小学校でも朝顔を育てるのがお約束のようでした。
一人一人の名札を立てた鉢に種をまき、
毎日まだかまだかと芽の出るのをみんなで覗き込むのが日課だったものです。
かわいい二葉がひょっこり顔を出した時のなんとも言えないワクワク感は
大人になっても覚えているものです。
各自早い遅いに一喜一憂しながらも芽の出ない子を気遣って慰めたり、
開花の早さを自分の手柄のように威張っている子をいやな奴と羨んだり。


正しく無言の教材だった気がします。
一つ二つ花のついた重たい鉢を終業式に家まで抱えて帰った道にも
見事な緑と紫のカーテンが誇らしげに揺らいでいました。


塀に囲まれた家が増えた昨今では懐かしい景色となってしまいました。